娘の心のカギが見つからない

kokoro_kagi同じ遺伝子をわけて、そして同じような血が流れているのに、自分自身の子供のことを理解するのはとても難しいものですね。特にそれが女の子の子供、つまり娘になってしまうとさらに理解するのが難しいと感じてしまうものです。長男の時はそれほど子育てを難しいと感じることはありませんでしたが、こと後から生まれた長女である娘のことについては、本当に手探りの状態で、年齢を重ねるごとにその扱いが難しくなってくるのを感じます。

なかなか娘のことが理解できないのは、まず私が娘の心のカギを見つけられずに娘の本心を知ることができないため、娘がどのようなことを望んでいるのかが分からないことが大きな原因なのかもしれません。実際に娘は私に対してどこか他人行儀であり、常に不満そうな態度を見せます。私としては精一杯、親としての行動を見せているつもりなのですが、娘にとってはそれは全く親としての行動には見えないのかもしれません。

娘の心のカギを見つけることができれば、こんな不毛な関係性をすぐにでも解消できると思います。しかし、一向に娘の心を開くためのカギがみつかりません。あれやこれやと試行錯誤を繰り返して、娘が喜びそうなことや心を開いてくれそな関わり方を行っているのに、その成果が全く現れず、むしろ娘はさらに心を閉ざす傾向にあり、その心のカギを見つけることから、より遠くなっているような気さえします。なので、もう八方塞がりのような状態であると言っても過言ではないでしょう。

もし、目の前に現物として娘の心を確実に開くためのカギが存在していたとすれば、間違いなく、そして躊躇することなく私はそれを使うことだと思います。しかし、本当の心のカギは目に見えるものではなく、むしろ暗中模索の状態で探さなければならないからこそ、なかなか見つからないものなわけですし、もしかすると最初から娘の心のカギなんて存在していない幻のものであるかもしれません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ